高校を卒業する時が来た。それは同時に寮は出なければならない。

大学に進学することは自由だけど、そんな経済的ゆとりもなく、母親を助け働かねばならなかった。

まず住宅の準備だけど、優先的に市営住宅に入居することが出来た。当然だけど、今までと違い

家賃科かかてくる。安い家賃だったけど、母親だけでは、払って生活が成り立たない。そのためやむを

得ない状況だった。市営住宅は、郊外にあり、街に出るには、バス利用して40分くらいかかり、少し

不便だったけど、3DKタイプで、はじめて独立した家に住むことが出来、今までの共同住宅から解放された。

幸い叔父の支援もあり、その当時母子家庭の就職には、何かと障害があったが、大手の生命保険会社に、

内勤として勤務することが出来た。当時は、あまり保険会社のイメージがよくなかったが、今思えば、

本当にラッキーだった。